☆★ひまわりの部屋★☆

シェラフ医師　[病院へ行こう] [編集]

シェラフ医師の診察日です。
朝早かったので、オフピークの切符が買えず、
正規料金だったので１２．４ポンド２５００円します。
まあ、こんなお金必要経費ですが。
ウォータールー駅の線路工事のため、電車が徐行運転になったり止まったりで
約束の時間ぎりぎりに到着しました。

受付で待ち、医師が直接ラウンジまで患者を呼びに行きます。
日本とは違って診察室も普通のオフィスみたい。医師もスーツ姿だし。

シェラフ医師は小柄の男性でした。後で通訳の人に聞いたところ、彼はイラク人だそうです。
イギリスにいる医者はほとんど外国人なんですって。
そうですよね。イギリス人が頑張れるとはとても思えませんもの。
不妊治療の権威らしいのですが、産科に興味があるらしく、個人のクリニックでは妊婦さんのためのアロマテラピーや鍼、お灸、催眠術なんかあるみたい。
ひまわりの症状を診て、
「私に何をしろと言うのだ？K病院の医師が診断書に書いてある通り、
あなたには治療をする意味が無い。
意味が無いのにむやみに患者が期待させるようなことをするのは、そっちの医師の方が詐欺だ。
無駄に時間やお金を使ってすることじゃない。
万が一成功出来ても、それは薬のお陰ではなく、神のみぞ知る神秘だ。
治療には次のステップアップをしたほうがいいだろう。
しかし、イギリスではその治療が実質行えないので、スペインなら患者を送ったケースがあるから紹介できる。」
治療もそうですが、ひまわり５０代まではホルモン剤もらわないと骨粗しょう症にもなるので
薬を下さい。と伝えると、４か月分の薬の処方箋を出してくれました。

泣き虫ひまわりは涙が出てきました。
駄目だと宣告されたことがショックというより、シェラフ医師の優しい眼差しにソウル（魂）感じて涙が出てきちゃうのです。
歳取った証拠です。
先生自体はとても誠意がある医師で、通訳さんによると“血の熱い人”なんだそう。
患者さん第一で、看護師や通訳にはとっても厳しくて緊張しちゃうんだそうです。

診察後、通訳さんが話好きで１時間お話聞きました。
ひまわりが診察中に泣き出したので、“心が病んでいる人・鬱”だと思ったらしく、
家にいるとモンモンしちゃうから外に出かけたほうがいい。とか、カウンセリングに通って毒素を吐き出したほうがいい。あなたは無いものねだりだ。欲しいものが見つかってもまた他にも悩み事が出てくるものなんだ。とアドバイスもらいました。
ひまわり的には、くさいTVドラマ見ても泣いちゃうほど、魂感じたものは何でも簡単に泣いちゃうことなので、そんな悲観してないんだけどなぁ。
不妊の悩み事なんて６年もやってれば、段々消化されてしまい、今じゃ正月にもらう子供写真付き年賀状位しか凹みません。
泣くと、後すっきりするのが気持ちよくて泣いてる部分もあるし。
っていうか今はそれどころじゃなく、英語が話せないストレスの方がよっぽど大きいです（笑）

病院とさよならした後、早めにロンドンに行ったのだからグルメ＆観光しなくちゃと、
ハロッズにお出かけ。フードコーナーにはカウンターで食べれるお店が５、６ヶ所あります。
今日はサンドイッチ屋さんに座ってみました。
デイリーランチと赤ワインで２０ポンド４０００円。びっくりするお値段だけど、味は良かった。

その後地下鉄乗り継いでウェストミンスター駅へ。
ビックベンとウェストミンスターを観光し、橋渡ればすぐにウォータールー駅なので
ダイエットと称し、お散歩。
橋を渡るとロンドン新名物London Eye（観覧車）が見え、
近くにひまわりが大好きなダリの美術展があるので入ってみました。
今は日本でも上野でダリ美術展やってるんですよね？
ダリとピカソを展示していて料金は１１ポンド２２００円。
この２人の組み合わせって奇抜な人。っていうくくりなのかしら。
ダリは高校生の時から大ファンで、彼の頭のおかしさ加減も大好きで興奮しながら見ました。
日本で以前見た品以外にも食器類だとか、タロットに出てくる絵をモチーフにしたものとか、
唇の形のソファーとか、もう、エキセントリック加減がス・テ・キ♪

夜かー君に今日のこと話すと、よく１人でダリまで見てきたねえ。と驚いてた様子。
下手に田舎で迷子になるよかロンドンで迷子の方がどっかしらの駅にたどり着くので
返って楽なことに気が付き始めました。
かー君がゴルフでいない日は、またロンドン遊びにいっちゃおうっと。

デイリーランチ　チキンサンドイッチとピクルス達

ビックベンとロンドンアイ

ロンドンアイ　すぐ近くにダリ美術展

ウォータールー駅　掲示板
この人だかりは、自分の乗る電車が何番線から出発するのか表示されるのを待っている。
日本じゃ考えられない光景でしょう？
大体出発１０分前にならないと表示されないから、
表示されるまでみんな掲示板をじぃっと見つめているのです。
こういう非合理的なシステムがイギリスらしさだ。